屋根修理と保険

瓦屋根の修理相場

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瓦の修理はいかほどかかるのか?

瓦屋根の修理は、本体、棟(大棟、隅棟)、軒先、谷部分、壁の取り合い部分などがある。
全部は、お知らせできませんが、主要なところ、良くある修理、特に風で破損したところなどを記載いたします。 どんな小さな修理でも、基本の料金約1万円が発生します。 これは全国の瓦工事連盟が定めた修理料金表に載っている価格ですが、屋根工事店によって取らない場合もあり、実際は、その工事業者に聞かないと分からない場合があります。 また修理の定価はないと言えます。 ですからこの修理相場は、参考程度の価格です。

漆喰の修理・やり直し工事

瓦漆喰工事写真

漆喰が剥がれて、中の土が見えています

 

この写真修理では、幸いに漆喰だけで済みました。 土が出てきてしまうと、やり直工事になります。

1: 瓦屋根修理基本料金 \10,000 1件の修理に対して
2: 漆喰のみのやり直し \72,000 棟長さ: 9m、\4,000/m 片側
全部で、18m X \4,000
小計 \82,000
消費税 (5%) \4,100
概算価格合計 (参考価格) \86,100

 

漆喰の工事は、台風、豪雨時に非常に多くある修理で、瓦自体は、50年から60年持ちますが、漆喰はそうはいきません。 このまま放置すると、棟の下の土がくずれてきて、棟の瓦とともに棟瓦のやり直し工事になります。 ”棟の取り直し”と言いますが、写真の棟は4段の棟瓦で葺かれています。 この段数が増えるごとに修理費は高くなり、3段までの棟で、\10,000/mぐらい、プラス漆喰工事か、面戸(漆喰の代わりの部品)工事で\4,000/mぐらいが相場になります

 

瓦屋根、出窓付近の雨漏り修理

瓦雨漏り修理写真

出窓からの雨漏りも多く寄せられる修理です。 この場合は、出窓付近からの雨漏りでした。
写真3の外見では、何もないように見えますが、瓦をはずして、中を見ると(写真4;修理後)桟木が腐っていて、且つ穴が数か所空いていました。 ここから雨が侵入したと思われます。 穴を塞いで
腐った桟木を修繕し、雨の通り道を確保するために切れ込みをいれました。

1: 瓦屋根修理基本料金 \10,000 1件の修理に対して
2: 瓦撤去、桟木修理、防水シートの穴修理他  \5,0000 修理時間:雨漏り箇所調査:2時間
修理時間:2時間
小計 \60,000
消費税 (5%) \3,000
概算価格合計 (参考価格) \63,000

出窓付近または、それ自身の修理は非常に多いです。 しかし、雨漏りの箇所を特定できれば、瓦をはずして中を修理すれば済みます。 防水シートが破れている、劣化していることが解ったら防水シートも部分的に交換することも可能です。

 

瓦屋根の棟修理

瓦工事棟部分

瓦屋根の棟部分の修理は、4寸勾配まで、冠瓦+棟瓦が合計3段まで、¥10,000/m。
5寸勾配、または、冠瓦+棟瓦5段ですと、¥30,000/mが相場です。上の例ですと、棟の長さ7m、勾配は4寸、棟3段ですので;
棟瓦修理、積直し: \10,000/m X 7m で\70,000-
漆喰の修理、やり直し \4,000 X 7m X2(両側で) \\56,000-
諸経費 10% + 消費税で、合計   \ 145,530- でした。

 

以上です。

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